ハムスターの冬眠と死の違いは?温度との関係は?寒さ対策??

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ハムスターは小動物のペットとして人気があります。可愛いですよね。

ペットショップに行けば手軽に入手できるし、一人暮らしの人にも飼いやすいと人気です。でも、あなたが思っているよりも繊細かもしれませんよ。

冬の時期、飼っているハムスターが「動かなくなった」という人も多いようです。どうなっちゃったんでしょう?

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ハムスターの冬眠と死の違いは?

まったく動かなくなってしまったハムスター。死んでしまったのか?あるいは冬眠しているのか?

パッと見て判断するのは難しいですが、とにかく手にとって、手で温めてあげましょう。もし冬眠状態ならば、急激に温めず、少しずつ手でこすりながら温めてあげる必要があります。そうしながら、ハムスターの様子を確認しましょう。

体が硬直しているなら、もう死んでしまっている可能性が高いです。冬眠状態では皮膚は硬くなっていませんが、死んでしまうと死後硬直でだんだんと体が硬直していきます。また、温めていても体温がどんどん下がっていくのが感じられるならば、すでに死んでしまっているのかもしれません。

そのほかには、呼吸をしているか、心臓の鼓動があるか、なども確認してみましょう。また、暖かい場所なら、死後数時間で腐敗臭が感じられてきます。

生きていることが確認できたなら、タオルに包んだり、カイロやホットカーペットなど、徐々に温かさを増して行きましょう。体が動くようになってきたら、蜂蜜や砂糖などをぬるま湯で溶かしたものを吸わせて栄養を与えましょう。

ただ、すぐに判断がつかない場合は、専門家(獣医さん)に診てもらうことです。実際、冬眠状態だったとしても、ハムスターにとっては危険な状態です。暖かさを保ちながら、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。そのためにも、普段から最寄りの獣医さんの場所を確認しておいて、何かあったらすぐに駆けつけられるようにしておきたいですね。

ハムスターが冬眠する温度は?

ところで、ハムスターって冬眠するのでしょうか?野生のハムスターの中には冬眠することが確認されている種類もありますが、家飼いのハムスターは冬眠しません。

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でも、冬眠しているような状態になることがありますよね。これは、疑似冬眠と呼ばれています。疑似冬眠とは、本当のところは低体温症のことで、ハムスターにとっては危険な状態です。

普通の冬眠動物がするような、冬眠に向けての準備をすることなく、温度の変化に合わせて自分の体温を下げてしまいます。その結果、うまく目覚めることができれば良いですが、そのまま死に向かうこともあります。ハムスターが疑似冬眠状態に入ってしまったら、一刻も早く温めて、その状態から目覚めさせることが必要です。その状態が長引くと、目覚められなくなってしまいますので、注意してください。

ハムスターの種類により若干違いがありますが、周囲の温度がだいたい10度以下になると、疑似冬眠を起こす危険があります。野生のハムスターの巣穴の温度はほぼ17度に保たれているので、この温度より寒くならないように気をつけましょう。

ハムスターに適した推奨温度は、20度~25度くらいでしょうか。逆に25度を超えると熱中症になる恐れがあるので、注意が必要です。感覚的には、人間が丁度良いと思う温度よりちょっとだけ涼しいくらいの温度がハムスターには適しているようです。

ハムスターの寒さ対策は?

冬場は家の中でも寒くなるので、室内の温度に気をつける必要があります。特に急激な温度の変化は避けるようにします。

一番良いのは、ハムスターのケージを自分と同じ部屋に置き、一日中なるべく一定の温度を保つように温度管理をすることです。人間向けのエアコンなどでそのまま温度管理ができますし、寒くなったらすぐに飼い主が気づくことができます。

逆に、ハムスターのケージを廊下など部屋の外に置いておくと、なかなかうまく温度管理ができません。ハムスターの周囲の温度が低くなっていることに気づかず、ハムスターの体調を崩してしまう恐れがあります。

部屋の中と言っても、場所によって状況が違います。窓際や隙間風が入るような場所は避け、なるべく温度が一定する場所を選びましょう。また、低い場所よりも高い場所の方が、暖かい温度を確保できます。

ただ、飼い主が留守にしている間、エアコンなどで温度管理できない場合は、ハムスター用にパネルヒーターや毛布などを使って温度管理する必要があるかもしれません。

まとめ

ペットに対する姿勢として一番大切なのは、そのペットの気持ちを考えてあげることです。ハムスターはなかなか自分の気持ちをあなたに表してはくれないかもしれません。でも、「いつも元気に動き回っているのが、今日はおとなしいなぁ」とか、その変化に気づいて、対処することが肝心です。せっかく一緒に暮らしているのですから、あなたのパートナーとして、気づかってあげてくださいね。

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