低温やけど注意、面白いけど笑えない。症状は?対処法は?

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冬にはカイロや湯たんぽで低温やけどになる人が後を絶ちません。

やけどにならないように、まずは、カイロや湯たんぽを直接肌にあてないようにしたり、あてる位置を変えたりという対処が必要ですが、低温やけどになってしまったらどうしましょう?

そんな疑問にお答えしていきます。

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低温やけど注意…面白いけど、笑えません!

数年前に2ちゃんねるで「低温やけど注意」は関西弁ではないというスレッドが人気を呼びました。

簡単に言ってしまえば、「やけど」を「火傷」と読まずに、関西弁の「だけど」の意味で読んでも読めるじゃん(←あ、これは横浜弁)というネタです。

確かに「低温だけど注意」と読んでも、なんだか、意味が合っていて、この微妙さが面白いですよね。

でも、ネタとしては面白いですが、実際に低温やけどになると、笑っては済まされません。

本当に「低温だけど注意」という気持ちで、カイロや湯たんぽを扱いましょう。

低温やけどの症状は?

ちなみに、沸騰したお湯をかぶったとか、ヒーターに触れたとか、高温のものに皮膚が触れてやけどするのが高温やけど。

低温やけどは、カイロや湯たんぽなど、「温っかぁ~」と心地良いものでも、長時間皮膚に触れていることで、やけどを起こすことです。

データによると、約45度の温かさものに3時間ほど触れていると、低温やけどになってしまうようです。45度と言ったら、お風呂のお湯をちょっと熱くしたくらいです。お風呂なら熱く感じるかもしれませんが、手で触ると「温かい」というレベルの温度です。

ですから、カイロや湯たんぽを当てていて、気づかないうちにやけどになっていることがほとんどです。例えば、湯たんぽの場合なら、寝ているうちは気づかずに、朝起きてみたら、スネがヒリヒリ痛む…という感じです。

また、その日や翌日どころか、1週間以上経ってからやけどしていることに気づくことも多いようです。

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症状は、患部が赤くなるヒリヒリする痛む。さらに進むと、水ぶくれや腫れが出てきます。さらに、患部が白くなったり、ひどくなると壊死してしまうこともあります。患部が白くなってあまり痛みも感じなくなると、治った後も患部に痕が残りやすくなるので、これにも注意したいです。

低温やけどの対処法は?

高温やけどの場合は、皮膚表面が瞬間的にやけどを負うので、その時はひどく痛むためすぐ対処しますが、体の内側深くまではやけどを負っていない場合が多いので、思いのほか早く治ることが多いです。

それに対して、低温やけどの場合は、皮膚の奥の細胞までじっくり熱せられてやけどを起こすので、思いのほか重症であったり、治りが遅かったりということも多いです。

軽度の場合、直径5cmくらいまでで少し赤くなってヒリヒリする程度でしたら、患部に水を流してしばらく冷やします。患部に残っている熱をしっかり取り去るのが目的です。さほど痛みもないようなら、様子を見て、医者に診てもらうか決めましょう。

痛みが強かったり、水ぶくれができているようなら、皮膚科の先生に診てもらうことです。また、やけどの範囲が広い場合も、診てもらった方が良いでしょう。

水ぶくれができた場合は、つぶさないことです。つぶしたくなる気持ちも分かりますが、実は水ぶくれの中の水のようなものが、やけどを治す役目をしてくれています。また、つぶすと、そこからばい菌などが入り、重症化する恐れがあります。

基本的な処置は、患部を清潔に保ちながら、お医者さんの指示に従うことです。医者にすぐ行けない場合の処置としては、ワセリン系の軟膏を塗るのが多少効果があるようですが、応急処置と割り切りましょう。

また、ワセリン系以外のものを塗るのは、ものによってはかえって症状を悪くする恐れもあるので、塗らないようにしましょう。

まとめ

低温やけどは、まずは予防が大事です。寒さ対策にカイロや湯たんぽを使うのは良いですが、くれぐれも、体に密着させないように注意して使ってください。また、低温やけどになってしまったら、ごく軽い場合以外は、お医者さんに診てもらってくださいね。

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