この記事では、水素水とは何か?どんな効果があるのか?副作用はあるのか?などについてお話していきます。
水素水とは何か?
●水素水とは?
水素水とは、医学的に「水素豊富水」と呼ばれるように、水素が豊富な水です。簡単に言えば、水素を溶かした水です。
●水素水はなぜ話題になっているのか?
(1) 身体の老化や病気を予防してくれると期待されている
(2) 美容や健康への効果が期待されている
(3) 研究の結果、水素水の効果が広く認められてきた
(4) 実際に飲んで効果を感じている人が増えてきた
少し詳しく見てみます。
(1) まず、水素水には、身体の老化やほとんどの病気の一因である「活性酸素」を除去してくれる効果があると言われています。
そのため、水素水を飲めば、身体の老化やほとんどの病気の発症を予防できると期待されています。
(2) (1)の結果として、美容や健康への効果が期待されています。
(3) 2007年に、日本医科大学の大田成男教授が有名な学術誌に論文を発表しました。
その内容は、「水素水がヒドロキシラジカル(活性酸素の一つ)を選択的に消去する」というものです。
活性酸素には良い働きをするものもありますが、このヒドロキシラジカルは、最悪に悪い働きをして、体内の正常な細胞を攻撃します。
「選択的に消去」というのは、良い働きをする活性酸素はそのままに、悪い働きをするヒドロキシラジカルは消去するということです。
この発表が話題をさらい、多くのマスコミが取り上げることで、水素水の認知度が上りました。
(4) いくら偉い人が「良い」と言っても、実際に自分で効果を試してみないことには何とも言えません。
水素水が着実に販売され続け、その結果、飲んで効果を感じた人たちが増えてきたことにより、その効果に対する信頼性が高まってきました。
水素水の効果は?
●活性酸素の除去
先ほどもお話したように、水素水を飲むことで体内の「活性酸素」を除去することが期待できます。
活性酸素については、以下の記事で解説しています。まずは以下の記事をご覧ください。
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活性酸素とは何かわかりやすく解説。増加の原因は?悪影響は?
活性酸素が「酸化」を引き起こすのに対して、それに対抗する物質は「抗酸化物質」と呼ばれます。
従来の抗酸化物質(ビタミンやポリフェノールなど)と比べた場合の水素水のメリットを以下に挙げます。
- 悪玉「ヒドロキシラジカル」だけを除去する
- 身体のどこにでも入れる
- 副作用がない
大田教授の論文にもあるように、水素水は悪い働きをする活性酸素だけを除去します。
従来の抗酸化物質の場合には、悪玉の活性酸素だけでなく、必要な働きをしている活性酸素までも除去してしまうという弊害がありました。
水素分子は宇宙一小さい分子なので、どんな隙間にも入り込めますが、従来の抗酸化物質の場合は、分子サイズが大きくて、身体のあらゆる場所に入っていけないという欠点がありました。
水素水から水素を摂ることにより、悪玉活性酸素を逃がさない、優秀な追跡者が体内に入るわけです。
ビタミンなどの従来の抗酸化物質の中には、量を多く摂り過ぎると、身体に悪い影響を与えるものがあります。
その点、水素水から摂る水素は、悪玉活性酸素との反応後は水になり、残りは呼吸や皮膚から体外に排出されます。
●活性酸素除去の結果としての効果
- 老化予防
- 病気予防
- 美容
- 健康
活性酸素が細胞にダメージを与えるのを防ぎ、細胞の老化やそれにともなう組織の老化・機能低下を防ぐことが期待できます。
結果として、さまざまな病気の一因がなくなる可能性があります。
皮膚の老化予防により、シワやシミなどの肌のトラブル解消も期待できます。
体全体の組織の機能低下を防ぐことができれば、健康な身体を維持することができるでしょう。
水素水の副作用は?
●水素水の副作用は?
水素水は、1995年に厚生労働省に認可されています。つまり、「人体に害を成す恐れがない」ものとして厚生労働省から認められています。
その後も定期的に調査が行われていますが、20年経った今もなお、害のないものと認められ続けており、副作用の報告もありません。
●水素水を飲用する上での注意
- 水アレルギー
- 尿意をもよおす
- 発汗量が増える
- 水素濃度と効果の関係
- 飲む頻度と効果の関係
- 飲むタイミングと効果の関係
- 加熱
- 水素が抜ける
まれに水アレルギーの人がいますが、水素水も水なので、水アレルギーの人は注意が必要です。
これは、水を飲むことによる結果です。水素を取り込むことによる影響はほとんどありません。
水素水を飲むと、発生するエネルギーが増え、その結果として生じる熱量も増えます。つまり、体温が上がるため、発汗量も増えます。
水素水中の水素濃度が0.4ppm以下の場合は、水素濃度により効果に差が出るが、水素濃度が0.4ppm以上の場合は、水素濃度と効果は無関係とされています。
水素水は、一気に飲むよりも、数回に分けて飲むほうが効果が高いと言われています。
特に、糖尿病やメタボリック症候群の人の場合、水素水をいつ飲むかというタイミングにより、効果に違いが出てくると言われています。
加熱により水素と酸素が反応して水に変わりやすくなります。加熱する場合は、ゆっくりと、人間の体温くらいまでの温度にとどめておくことです。
水素は分子が小さいことから、容器の外に抜けやすいです。アルミパウチなどの抜けにくい容器を使った場合でも、長い時間が経つと、多くの水素が外部に抜けてしまうことになります。
まとめ
水素水は、身体を酸化・老化させる活性酸素のうちの悪玉だけを退治してくれる、頼もしい味方なんですね。効果については、実際に試してみないことにはわかりません。副作用らしい副作用は報告されていないようなので、ここは一つ、将来の自分のために、水素水を試してみてはいかがでしょう。
※先ほどもご紹介した。「活性酸素」について解説した記事です。参考にしてください。
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活性酸素とは何かわかりやすく解説。増加の原因は?悪影響は?
※水素風呂という方法もありますよ。
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水素風呂の入浴剤は効果ある?成分は何がいい?注意点は?