春は多くの公園・庭園などで、桜を始めとした花々が楽しめます。
しかし、たまには、ふだん入れない場所の木々を楽しむのも良いのでは?
そんな楽しみができるのが「皇居乾通り一般公開」です。
2016年春の乾通り一般公開について、そして最寄り駅やアクセス、混雑具合などについてお話していきます。
皇居乾通り一般公開2016!
皇居乾通りの一般公開は、2014年、天皇陛下の傘寿を記念して、春季と秋季に5日間ずつ実施されました。
2014年の一般公開が好評だったことから、2015年秋季公開から毎年、春季と秋季に実施されることになりました。
春季の公開は桜の時期にあわせて実施、秋季の公開は紅葉の時期にあわせて実施されます。
※2016年秋季と2017年春季については、乾通りの樹木の植え替えなどの工事があるため、乾通りの一般公開はありません。
●2016年 皇居乾通り一般公開
上記のように、2016年の一般公開は春季のみです。秋季の一般公開はありませんので、ご注意ください。
【期間】2016年3月25(金)~31(木)の7日間
【時間】入門:10:00~15:00
乾門退出:16:00まで(東御苑退出:16:30まで)
以下が宮内庁ホームページの「皇居乾通り一般公開」に関するページです。
↓
「皇居乾通り一般公開」について
詳しくは、上記のページをチェックしてください。
過去好評であったことから、今年は7日間の実施となっています。桜の開花に合わせて、今年の開催は少し早いようです。
●過去の情報
以下、参考までに、過去の一般公開についての情報を挙げておきます。
<<2014年 春季>>
【期間】4月4日(金)~8日(火)の5日間
【時間】入門:10:00~15:00 乾門退出:16:00まで(東御苑退出:16:30まで)
<<2014年 秋季>>
【期間】2014年12月3日(水)~7日(日)の5日間
【時間】入門:10:00~14:30 乾門退出:15:30まで(東御苑退出:16:00まで)
<<2015年 春季>>
【期間】2015年4月18日(土)と19日(日)の2日間
※この回は、あらかじめハガキで応募した人の中から抽選で当選した人のみが参加できました。各日とも3回、各回約50人の参加が許されました。
<<2015年 秋季>>
【期間】2015年12月5日(土)~12月9日(水)の5日間
【時間】入門:10:00~14:30 乾門退出:15:30まで(東御苑退出:16:00まで)
皇居乾通り一般公開の最寄り駅とアクセスは?
●最寄り駅
以下のようにいくつもの駅があります。
- 東京駅(JR線、丸ノ内線)
- 有楽町駅(JR線、有楽町線)
- 大手町駅(千代田線、三田線、半蔵門線、東西線、丸の内線)
- 日比谷駅(千代田線、三田線)
- 霞ヶ関駅(千代田線、丸の内線)
- 二重橋前駅(千代田線)
- 桜田門駅(有楽町線)
以下の地図から、坂下門に行くのに近い駅を探してください。
↓
皇居乾通り一般公開案内図
●アクセス
駐車場の用意はありませんので、電車などでのアクセスをおすすめします。
駅を出たら、坂下門を目指して歩いて行きましょう。入り口は坂下門です。乾門やほかの門からは入れません。
途中、誘導員が立って誘導していると思いますので、指示に従って進みましょう。おそらく、坂下門まで迂回して行かされることになると思います。
皇居乾通り一般公開の混雑具合は?
まず、相当の混雑は覚悟してください。
●例(20014年春季)
①撮影者が訪れたのは、2014年の春季の初日4/4(金)。つまり初めて乾通りが一般公開された日の開始時間ちょっと過ぎ。平日とは言え、混んでいたはずです。二重橋前駅に到着してから坂下門まで約1時間30分かかっとのことです。
↓
②翌5/5(土)は、もう朝からひどい混雑。12:00の時点では、最寄り駅に「本日は終了しました」または「一般公開中止」とのアナウンスが。
ところが、実際に行ってみると、二重橋前駅から1時間もかからずに門に入れたという報告もあります。
③翌5/6(日)も、休みの日に好天となり、朝から大変な混雑。お昼少し前に東京駅を降りてから門に入るまで2時間以上かかったという報告があります。
●傾向と対策
大体どんなイベントでも、混雑を避けるには早めに行くことが推奨されます。
乾通り一般公開についても、例えばある人は、いつも開始時間の1時間以上前に着くようにしています。その結果、待ち時間1時間程度で門に入ることができています。
「1時間」と聞くと、「1時間も!」と思ってしまいますが、1時間で門に入れれば、スムーズに行った方と考えた方が良いでしょう。
開始時間を過ぎてから行くと、2時間以上待たされることもあります。
【対策】
- 入場開始の1時間以上前に着く。
- できれば手荷物は持たずに行く。
- 天気が悪い日は空いているチャンス。
- 平日が続いている時は、2日目は空くという情報も。
- トイレは済ませておく。
坂下門に入る前に、手荷物検査とボディチェックがあります。手荷物がなければ、優先して進める可能性があります。
天気が悪い、または天気予報で天気が悪くなるという予報があった日は、空いている可能性が高いです。
これは2014年の春季と秋季のデータからの予想です。
上記の動画でも言っていますが、行列に並ぶので、トイレは済ませておいた方が良いです。
●見学コース
見学コースの地図は、こちらをご覧ください。
↓
「皇居乾通り一般公開」コース
坂下門から乾門まで、750mのほぼ直線です。普通に歩けば10分ちょっとくらいでしょうか。混雑の中、花や景色を見ながらでも、30分もあれば出口に着くことでしょう。
坂下門で集中した人混みは、門をくぐるとやや拡散しますが、乾通りに入るとまた集中します。ちなみに、コースは一方通行です。混雑時は、止まらず進むよう促されます。
実は出口は2箇所あります。途中で西桔橋(にしはねばし)の方へ右に行くか、真っ直ぐ行って乾門に出るか。
特に西桔橋を渡りたいということでもなければ、真っ直ぐ乾門に向かうのが良いでしょう。
西桔橋を渡ると、皇居東御苑というふだんから公開されている公園に出ます。
ただ、乾門から出た後、右に進むと北桔橋門(きたはねばしもん)という門から皇居東御苑に入ることができると思います。
皇居東御苑は、基本的に月曜日と金曜日は休園です。入園は無料です。(詳しくはこちらをご覧ください。→皇居東御苑)
まとめ
1年に2度、春と秋にそれぞれ5日間(今年は7日間ですね)しか公開されない乾通り。混雑するのは必至です。その分、しっかり準備してから出かけましょう。