最近、免疫力が落ちてるな。風邪ばっかりひいてる。。。
免疫力が低下しているなら、免疫力を上げてやればいいんですよね。
そこで、免疫力低下の原因、その症状、免疫力を上げる方法についてお話していきます。
免疫力低下の原因は?
免疫とは、病原菌やウィルスなどの外敵から体をまもるための機能です。
免疫機能は白血球内の免疫細胞が担当しており、その免疫細胞をコントロールしているのが自律神経です。
免疫力が低下すると、風邪をひきやすくなったり、病気になりやすくなります。
●主な原因
- 加齢
- 睡眠不足
- 運動不足
- 食生活の乱れ
- ストレス
免疫力は20歳頃をピークに、50歳代でほぼ半分、70歳代で10%にまで落ち込みます。
人間は睡眠により自律神経のバランスをとっています。睡眠不足、夜更かし、昼夜逆転などの睡眠の乱れは自律神経のバランスを崩し、免疫機能を低下させます。
免疫細胞の一つであるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、運動をすると活性化します。逆に運動をしないと不活性となり、免疫力が低下します。
栄養バランスが悪いと、白血球がうまく働かず、免疫力が低下します。
ストレスは自律神経のバランスを崩し、免疫力を低下させます。
このほか、タバコやアルコールのとり過ぎ、冷えや乾燥、環境汚染や食品添加物なども免疫力低下の原因となります。
免疫力低下の症状は?
免疫力が低下した時の症状には以下のようなものがあります。
- 風邪をひきやすい。風邪が治りにくい。
- 口内炎やヘルペスができる。
- 肌が荒れる。
- 疲れが取れない。
- 体が冷える。
- お腹の調子がおかしい(便秘・下痢など)。
- 花粉症やアレルギー症状。
これらのうちのいくつかの症状があり、前に挙げた原因に心当たりがある場合には、免疫力を上げるための生活習慣へ改善することをおすすめします。
免疫力低下が各種の重篤な病気を引き起こすこともあります。その代表的なものがガンです。大きな病気にならないうちに、対策措置をとりましょう。
免疫力を上げる方法は?
●原因をつぶす
- 加齢
- 睡眠不足
- 運動不足
- 食生活の乱れ
- ストレス
加齢は避けられません。ただし、生活改善により免疫力を上げることはできます。また、若い時に生活習慣に気をつけ健康な体を作っておくと、将来の免疫力の維持につながります。
基本的には早寝早起きをして、十分な睡眠をとります。自然のリズムに合わせた睡眠が理想です。
運動が良いのですが、激しい運動や長時間の運動により疲れた状態になると、NK細胞は逆に不活性となり、免疫力が下がります。適度な運動習慣が免疫力を高めます。ウォーキングなど、有酸素運動が効果的です。
栄養のバランス良く、食事を規則正しくとります。不足しがちな野菜を多くとるよう心がけ、ビタミン・ミネラルの不足を解消します。腸内で毒素に転化しやすい動物性タンパク質よりも、魚や植物性タンパク質をとるようにします。また、糖分や脂分、添加物のとり過ぎに注意します。腹八分目の食事を心がけます。
ストレスを貯めないよう、適度な休養や気分転換を心がけます。
●腸を強くする
実は免疫細胞の約7割は腸内にいます。その免疫細胞は、腸内細菌と模擬戦を繰り返して力を付け、十分力を付けたところで、血中の白血球に乗って全身を巡ります。つまり、腸内細菌を養って、腸内環境を整えることが必要です。そこで、以下の対策法があります。
- 乳酸菌飲料を飲む
- 発酵食品を食べる
- 野菜を食べる
乳酸菌のほか、ビフィズス菌などを摂ることで、腸内細菌を増やします。
ヨーグルトやチーズの乳酸菌、漬物の乳酸菌、味噌の麹菌などを摂ることで、腸内細菌を増やします。
腸内細菌を直接摂るだけでなく、腸内細菌の餌であるオリゴ糖や食物繊維を摂ります。これらは、根菜や豆類、果物に多く含まれます。
●その他
- 笑う。
- 体を温める。
- 爪をもむ。
笑うことでNK細胞が活性化し、免疫力が上がります。ストレス解消にも効果があります。
体温が下がると体の機能全体が下がります。もちろん免疫力も下がります。ですので、体を冷やさないように、逆に、体を温めて体温を上昇させます。風呂に浸かったり、防寒対策をするなど、体を温めたり、冷やさないようにしたりします。運動などにより血行促進とともに体を温めるのも効果的です。
自律神経の調整と血行促進により、免疫力が上がります。
まとめ
免疫力低下の主な原因は、(精神生活も含めた)生活の乱れです。実はほとんどの人は自分で不調の原因がわかっていながら、対処せずに済ませているのではないでしょうか?大きな病気にならないうちに、あなたも生活を改善してみませんか?