寒中見舞いは官製はがきで?喪中用はがきで?年賀はがきで?

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新年も松の内(1月7日まで)を過ぎたら年賀状じゃなく、寒中見舞いを送るんですよね。

寒中見舞いって、官製はがきで出すものなの?喪中の人が良く出すって聞いたけど、喪中用のはがきとか使ったりするの?そうだ、余った年賀状でもいいのかなぁ?

そんな疑問を持ったあなたにお答えしていきますね。

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寒中見舞いは官製はがきで出すべき?

寒中見舞いに使うはがきは、官製はがきでもいいですし、私製はがきでもいいです。

ここで言う官製はがきとは、現在は正式には「郵政はがき」と呼ばれる、日本郵政が販売しているはがきです。郵便局は、今は郵政民営化しましたが、昔は国営だったので「官製」はがきと呼ばれていました。その名残りで今でも官製はがきと呼ぶ人もいます。

郵政はがき以外のはがきを「私製はがき」と呼びますが、寒中見舞いに私製はがきを使ってもかまいません。私製はがきは、文房具店のほか、100円ショップなどの廉価店でも売っています。切手を貼る必要があります。

寒中見舞いの官製はがきに喪中用はがきを使える?

まず、寒中見舞いは喪中とは直接関係ありません。喪中の人が、年賀状を出せないため、その代わりに寒中見舞いで挨拶をすることが多いというだけです。

ですから、寒中見舞いに喪中などの弔事(死亡・葬式などのおくやみごと)用のはがきや切手を使うのはNGです。寒中見舞いは、寒い季節に相手を気づかって送る便りなのです。

郵政はがき(官製はがき)の中には、喪中などの弔事用に使えるはがきもあります。ただし、弔事用にも使えるというだけで、弔事専用はがきというわけではありません。具体的には、郵政はがきの通常はがきのうち、切手部分が「胡蝶蘭」のデザインになっているはがきは、弔事用としても使えます。ですが、「通常」はがきなので、他の用途にも(もちろん寒中見舞いにも)使えます。

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切手については、現在「弔辞用52円普通切手・花模様」という弔事用の切手があります。これは、弔事用には使えますが、その他の用途には使えません。もちろん、寒中見舞いに使うのもNGです。

寒中見舞いは年賀はがきで出してもいいの?

そもそも年賀状の返事を出したいので、年賀はがきを寒中見舞いとして使ってもいい?

これは、基本的にはNGです。

先ほども述べたように、寒中見舞いは、寒い季節に相手を気づかって送る便りです。それに対して、年賀状は、新しい年の到来を祝う便りです。あまり親しくない相手や目上の方には、年賀はがきでは送らない方がいいですね。

寒中見舞いに年賀はがきを使うのは、例えばハロウィンにサンタクロースの格好をして行くようなものです。普通は。。。やめておいた方がいいです。

ただし、ハロウィンにサンタクロースの格好をしていく、そんなあなたを喜んで迎えてくれるような相手なら、別に構わないでしょう。お年玉付き年賀はがきを毎年心待ちにしている友達なら、逆に喜んでくれるかもしれませんね。あくまで、相手次第です。(ただ、時期遅れの年賀状のつもりなら、私なら「寒中見舞い」にせず、内容も「謹賀新年」で押し通してしまいますが。)

でも、年賀はがき、余ってるんだよなぁ。。。

年賀はがきが余ってしまった場合は、若干手数料は取られますが、年賀はがきを通常はがきや切手と交換できます。

また、あなた自身が喪中の場合には、年賀はがきの販売期間内なら、すでに買ってしまった年賀はがきを通常はがきや切手と無料で交換できます。(去年の販売期間は2014年10月30日~2015年1月9日)

まとめ

寒中見舞いのはがきや切手は、通常のはがきや切手を使います。基本的な内容は、季節の挨拶や、寒い中で相手を気づかう言葉などです。あとは、新年の挨拶、年賀状のお礼、喪中の相手のなぐさめ、年賀状を出せなかったことのお詫びなど、自分と相手の状況に応じた言葉を添えることで、お互いの良い関係をつないでいっていただければと思います。

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