そろそろおじさん・おばさんになってきたけれど…でも、夢を持ち続けるのは素晴らしいことです。
自分をさらに向上させるために、TOEICに挑戦する方もおられるのではないでしょうか。
そこで、この記事では、中高年(またはそれと同等の体力・脳力を持った人)に向けて、TOEICで目標点数を目指すために役立つ情報をお伝えします。
と言っても、細かなテクニックなどではありません。
特に、TOEIC試験に必要な体力や試験への慣れなどを中心にお話します。
しっかりと準備をして、試験に臨んでいただければと思います。
中高年だからこそTOEIC対策をしっかりと!
中高年というのは、大体、45歳以上の人を指すようです。
ここでは、「最近体力がなくなった…」というような人に向けてお話します。
ですから、30代の方でも、該当する人には参考になるものと思います。
私がTOEICで900点超えを果たしたのは40歳くらいのときでした。
何回か連続して受験して、3度目にやっと目標点数に達したのですが、その年でも体力不足の私には、TOEICテストはかなり辛いものでした。
その当時の記憶を元に、今受験される方に参考になればと筆を執っています。
体力と脳力が落ちてくる中高年
「中高年の…」というタイトルを見つけて読んでくれているあなたは、きっと、体力や脳力が昔にくらべて落ちてきていることを実感していることでしょう。
TOEICテストを受験するにあたって、このような方に特にお伝えしたいのは、
TOEICテストには体力が必要
ということです。
まず、2時間という長い時間、ずっと集中していることはかなり辛いです。
2時間を同じ態勢で座っているには「体力」が必要ですし、ずっと集中し続けているには「脳の体力」が必要です。
若いうちは体力的にも苦にならず、集中してテストを受けることができますが、年をとってくると、そうもいきません。
準備をせずに行き当たりばったりで受験してなんとかなるのは、若いうちまでです。
TOEICテスト本番にはしっかりと準備して臨もう!
TOEICテスト対策として、一般に言われることは、
- 英語力を向上させる
- 試験テクニックを身につける
中高年のあなたには、これらに
- 力の抜きどころを抑える
先ほどもお話したように、2時間ずっと集中しているのは大変、というより無理です。
TOEICテストの準備においては、どこで集中して、どこで力を抜くか、力の抜きどころを是非、自分なりに探っていただきたいと思います。
TOEICテストのために体力アップを!
Physicalな体力をつけよう!
「英語の試験準備に運動?」と思われるかもしれませんが、体力がつけばかなり違うはずです。
私がTOEICテストを受験した当時、私は体力がないことをわかっていながらも、日頃の運動を怠っていました。
そして、試験当日。試験開始後1時間も経つと、同じ姿勢で座っているのが苦痛になって、集中力が落ちて…。
実際、仕事がデスクワークでも、1時間に1回くらいは、トイレへ行くなど席を外してリフレッシュを図っていました。
しかし、TOEICテスト中は、2時間ぶっ続けで座っている必要があります。
まずはふだんから、
2時間座りっぱなしで作業する
ことを試みてください。
もし、それが苦痛なようなら、2時間座りっぱなしでも平気でいられるように、腹筋や背筋を中心に鍛えることをおすすめします。
Mentalな体力をつけよう!
肉体的には2時間座りっぱなしでもいられるようになったとします。
でも、それだけでは十分ではありません。
ふだん使っている日本語とは別の言語「英語」と2時間格闘する必要があるのです。
そのためには、一定時間、英語を読んだり、英語を聴いたりということに慣れておく必要があります。
おすすめの準備方法は、
- 週に1、2度は模擬試験問題(過去問題を含む)を規定時間で解く
- リスニング試験の時間以上の時間をかけて英語を聴き続ける
- リーディング試験の時間以上の時間をかけて英語を読み続ける
シンプルに、試験と同じ長さの時間くらいは、英語と格闘できる体力をつけておくというものです。
TOEICテストに慣れて作戦を立て臨もう!
上記で、英語に対するMentalな体力を付けると話しましたが、実際にななかなか大変だと思います。
そこで、「力ずく」ではなく「効率的に」と考えたときに必要なのが、TOEICテストへの慣れです。
TOEICテストへの慣れとしては、次の2通りを考えています。
- 事前に対策本や模試・過去問で試験に慣れておく
- 本番の試験を何度か受験して慣れる
対策本や模試・過去問で試験に慣れる
一般的な対策です。
市販の対策本を購入して、TOEICテストの傾向と対策を身につけて、何度か模試や過去問を本番と同じ時間で解いておきましょう。
TOEICはいろいろな英語レベルの人が受けるテストですので、対策本は、必ず自分のレベルに合ったものを選びましょう。
このとき、Q&Aのテクニック(質問の形式から答えを選択する方法)などのテクニック以外にも、次のことを注意するとよいでしょう。
- 自分の解き方のスタイルを決める
- 力の抜きどころを探る
自分の解き方のスタイルとは、例えば、リスニング試験の場合、
- 選択肢を先に読んでおいてから、問題文を聴く
- あまり選択肢の先読みにこだわらずに、よく問題文を聴いてから問題を解く
対策本によっては、たとえば「選択肢を先に読んでおいてから、問題文を聴くこと」のように指定しているものもありますが、実際に自分に合ったスタイルか試してみたほうが良いでしょう。
リーディング試験の場合も、やはり、
- 選択肢を先に読んでおいてから、問題文を読む
- あまり選択肢の先読みにこだわらずに、よく問題文を読んでから問題を解く
そのほかにも、問題を解く順番や、自分の目標点のためにはどのくらいの問題数をこなす必要があるかなど、大体の目安を探っておきましょう。
※TOEICテストは、英語力の高い人から低い人までみんな同じ試験を受けます。ですから、特にリーディング問題の場合などは、目標点数がそれほど高くない人はすべての問題を解く必要はありません。
本番の試験を何度か受験して慣れる
TOEICテストに慣れるには、やはり、本番の試験を何度も受けるにこしたことはありません。
特に、現在の自分のTOEICスコアと目標のTOEICスコアの間に大きな開きがある場合は、1回のTOEIC受験で目標スコアを取ろうとせずに、段階的にスコアを上げていくように計画することをおすすめします。
まとめ
中高年のTOIEC対策では、体力アップと慣れが決め手だとお話しました。
また、試験を受ける前に、自分の解き方のスタイルを決めることも重要である旨お話しました。
できれば、じっくりと時間をとって、しっかり準備をして試験に臨んでいただければと思います。