花粉症になると、花粉を恐れて出不精になってしまう人も多いのではないでしょうか?
ある程度は仕方がないですが、できれば外に出て動く機会を取りたいですよね。
そこで、花粉が多く飛ぶ時間を避けて、少ない時間に行動するために、花粉が飛ぶ条件についてお話していきます。
花粉が多く飛ぶ時間は?
街に花粉が多く飛び交う時間は、何時くらいでしょうか?
●花粉が多く飛ぶ時間は?
花粉が多く飛ぶ時間は昼過ぎと日没後と言われます。
昼過ぎに花粉が多くなるのは、山で放出された花粉が街に着くまで時間がかかるためです。つまり、山間部では、午前中から花粉が飛び交い始めます。
また、日没後に花粉が多くなるのは、いったん舞い上がった花粉が日没に合わせて落ちてくるためと考えられます。
●花粉症がつらい時間は?
花粉の飛散量とは別に、花粉症患者が花粉症でつらい時間について調査した結果があります。
ピークは「朝7時頃」と「昼の2時頃」です。
朝のピークは出勤・通学の時間です。
前夜飲んだ薬の効果も切れてきて、朝飲んだ薬の効果もまだ出始めていないくらいの時間に出かけるので、結果として一番プロテクトの弱い時間に出かけることになってしまい、症状がつらくなる人が多いようです。
昼のピークは、昼休みが終わった後です。
花粉量の多い時間に外に食事に出かけ、帰ってくるときに花粉を職場の中にまで連れて来てしまいます。
実際私も、自分は花粉症のため外に出ずに職場内で弁当を食べていましたが、みんなが食事から帰ってきた午後になると、途端に目はかゆくなるわ、のどはいがらっぽくなるわ、クシャミは出るわ。。。自分が外に出ていなくても、ひどいことになるのを経験した記憶があります。
花粉が多く飛ぶ条件は?
木が花粉を飛ばすのは、繁殖のためです。なるべく遠くまで花粉を飛ばして、そこで受粉して子孫を残そうとします。
雄花が花粉を飛ばして、それを雌花が受け取ることで受粉が行われます。
①気温が高い日
多くの植物の繁殖期は春です。気温の高い日を「春」のタイミングとして花粉を飛ばし、雌花はそれを受け取ります。
②乾燥した日
湿度が高いときに花粉を飛ばしても、湿気った花粉は遠くまで飛びません。
ですから、湿気のある朝方や、雨など湿気の高い日には花粉は飛びません。空気が乾燥したよく晴れた日に一斉に花粉が放出されます。
③雨の日の翌日
「昨日、花粉を飛ばせなかった分、今日は目一杯飛ばしてやるぜっ!」ということなのでしょう。ここぞとばかり、飛ばしにかかります。
●こんな時は花粉に注意
- 晴れ・乾燥・気温が高い日
- 風が強い日
- 雨上がりの翌日
特に午後になると多くの花粉が飛び交います。
スギ花粉の場合には数十キロも飛びます。
夜中の雨が止んで、一気に天気で乾燥した日は要注意です。
花粉が少ない時間は?
●花粉が少ない時間は?
上記の花粉が多い時間から考慮すると、朝方が一番安全といえるでしょう。
通勤・通学など、ある程度決まった時間に外出・移動する必要がある場合は仕方ありませんが、休日などの外出は早めに行動した方が良さそうです。
「休日は家の中にこもって花粉から避難」という人も多いと思いますが、可能ならば、しっかり武装して、朝方に散歩にでも出かけるのが健康的には良いと思いますよ。
●花粉が少ない日は?
雨(または雪など)の日には、花粉が少なくなるので、出かける絶好のチャンスです。
ただし、雨が降り始めの頃はまだ花粉が飛んでいるかもしれませんし、花粉を含んだ雨に当たると皮膚アレルギーのある人は症状が悪化する恐れもあります。
また、雨の日でも、電車やバスなどの交通機関や、店舗、大きな建物の中などは、花粉が舞っていることがあるので、注意しましょう。
花粉が少ない日や時間でも、ある程度の対策をして出かけるようにしましょう。
まとめ
花粉が少ない日や時間に出かけるよう心がけることも大事ですが、薬を利用して症状を緩和したり、マスクなどで花粉をブロックするなど、しっかり対策をすることも大事です。対策は慎重なくらいがちょうど良いです。
花粉の飛ぶ条件は上記の通りですが、日々の花粉の状況はスマホアプリなどで確認すると良いでしょう。以下の記事も参考にしてください。
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