梅と桜の開花時期。2016年の予想は?

公開日: 

135-1
春の行楽と言えば花見。

まずは梅が咲いて、次に桜。。。というのが一般的ですが、梅と桜がほぼ同時に咲く地域もあるんですよ。

「今年の開花はいつごろかなぁ」と毎年思うけど、そもそも梅や桜の開花って、どうやって決まるんでしょう?

この記事では、梅や桜の開花時期を決める要因を説明しながら、2016年の開花予測を見ていきます。

スポンサーリンク

梅と桜の開花時期について

●梅の開花

梅の花は、夏に花芽ができ、秋に休眠に入り、冬の低温で休眠から目覚め(休眠打破)、春先の気温の上昇とともに成長・開花します。

この休眠打破のための条件(低温要求)は植物により異なります。

梅の場合は、桜よりもこの低温要求(必要な温度と時間)の条件が緩いため、それほど低温が続かなくとも良いと言われています。

そのため、開花日が早くなるか遅くなるかは、1月以降の気温が大きく影響します。つまり、暖かい日が続けば、成長が早まり、開花も早くなります。

気象庁による梅の開花日は、標本木に5~6輪の花が咲いた日です。標本木となる対象は白色の梅です。

●桜の開花

桜の花は、夏に花芽ができ、秋に休眠に入り、冬の低温で休眠から目覚め(休眠打破)、春先の気温の上昇とともに成長・開花します。

前年の12月から2月前半にかけての期間にある程度低温状態が続かないと、桜は休眠から目覚めにくくなり、開花は遅れがちになります。

休眠から覚めた後の成長は、2月後半以降の気温が大きく影響します。気温が高い傾向なら開花は早めに、気温が低い傾向なら開花は遅めになります。

気象庁による桜の開花日は、標本木に5~6輪の花が咲いた日です。満開日は、標本木のつぼみが約80%以上開いた日です。

観測対象となる桜の種類は、主にソメイヨシノですが、ソメイヨシノが生育しない地域については、ヒカンザクラまたはエゾヤマザクラも観測対象としています。

●平年の梅と桜の開花

左の図が平年の梅の開花前線図、右の図が平年の桜の開花前線図です。
(出典:気象庁ホームページhttp://www.data.jma.go.jp/sakura/data/index.html のデータより抜粋)

135-4

各地の梅の開花時期(平年)は以下のとおりです。

・1月中旬 ー 沖縄
・1月末 ー 九州、四国、東海の一部、関東の太平洋側
・2月末 ー 中国、近畿、北陸の一部、関東北部、東北南部太平洋側
・3月 ー 北陸、東北の一部
・4月 ー 東北
・4月下旬~5月 ー 北海道

各地の桜の開花時期(平年)は以下のとおりです。

・1月中旬 ー 沖縄、奄美(ヒカンザクラ)
・3月下旬 ー 九州、中国、四国、近畿、東海南部、関東南部(ソメイヨシノ)
・4月上旬~中旬 ー 北陸、関東北部、東北南部(ソメイヨシノ)
・4月中旬~下旬 ー 東北北部、北海道南西部(ソメイヨシノ)
・5月中旬 ー 北海道北西部(ソメイヨシノ)

梅の開花時期は、1月~5月まで、日本の南西部から少しずつ北上していきます。

それに対して、桜(ソメイヨシノ)の開花時期は、3月下旬になると、九州から北海道へと一気に北上していきます。

この開花の推移の違いは、先ほどお話した「低温要求」という条件が梅と桜で違うために起きます。

つまり、低温要求の厳しい桜の場合には、ある程度低温が続かないと桜が目を覚まさないため、暖かい地域では目を覚ますのに時間がかかり、結果として、暖かい地域と寒い地域との間での開花時期の差が縮まっているのです。

このため、東北地方北部から北海道にかけては、梅と桜がほぼ同時に咲くことになります。

例えば、桜で有名な弘前公園では、桜も梅もみんな一緒に楽しめるという贅沢なお花見ができます。

梅の開花情報2016

●2016年梅の開花予測

2015年の冬は暖冬傾向で、東日本・西日本ともに平年より気温が高くなりました。

このため、梅の休眠打破自体は、平年より1週間前後遅れる見込みです。

2016年に入っても暖冬傾向が続けば、休眠打破後の成長が早まり、平年より開花が早くなると予想されます。

1月中旬に入って平年並みの寒さが続いたため、梅の成長も少しペースダウンしたようですが、今後暖かい日が続けば、平年より少し早い開花になると予想されます。

と、予測を書きましたが、東京でもすでに梅の開花が観測されています(1月10日)。平年より2週間以上早い開花となります。

各地の梅の開花時期については、以下のホームページを参照してください。
  ↓
気象庁ホームページ 梅の開花日(2015年-2016年)


スポンサーリンク

桜の開花情報2016

●2016年桜の開花予測

2015年末から2016年始めにかけて暖冬傾向が続いています。

このため、桜の休眠打破は遅くなり、休眠打破以降の成長は早くなると考えられます。

この傾向による影響は、地域により変わってきます。

・九州や高知など

ふだん冬場の気温が高いこれらの地域では、休眠打破後の成長は早いので、休眠打破の時期が早いか遅いかが開花時期に大きく影響します。

今年は休眠打破が遅くなることから、これらの地域での開花は平年並み~少し遅くなると予想されます。

・中国、四国、近畿、東海、関東、北陸など

これらの地域では、休眠打破の時期だけでなく、休眠打破後の気温も開花時期に影響します。

暖冬傾向から、休眠打破は少し遅くなりますが、その後の成長は早くなると考えられるため、これらの地域での開花は平年並み~少し早くなると予想されます。

・東北、北海道、長野、新潟など

ふだん冬場の気温が低いこれらの地域では、休眠打破は1月中旬ころには終了しているため、その後の気温が開花時期に大きく影響します。

暖冬傾向が続くことが予想されるため、これらの地域での開花は平年より少し早くなると予想されます。

各地の桜の開花時期については、以下のホームページを参照してください。
  ↓
気象庁ホームページ 2016年のさくらの開花状況

まとめ

2016年は、梅も桜も開花が早い地域が多くなりそうです。九州などの暖かい地域では、少し遅れそうですね。

平年、梅と桜がほぼ同時期に咲く北海道・東北地方では、もしかしたら桜の方が梅より早く咲く逆転現象が見られるかもしれませんね。

スポンサーリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP ↑