長野県・高遠城址公園は「桜の日本三大名所」の一つとして知られる桜の名所で、ここでしか見られない桜があります。
桜の開花時期に合わせた高遠さくら祭りとそのイベント、桜の花の見ごろなどについてお話していきます。
高遠桜まつり2016
●高遠城と桜
高遠の地は、南北朝時代に諏訪氏の所領となり、その一族の高遠氏が高遠城を築いて治めました。
高遠城はその後、戦国時代に武田氏が支配するようになり、山本勘助らによる大規模改修により要害城として整えられ、後には武田氏最後の戦いの舞台ともなりました。(高遠城は日本100名城の一つと定められています。)
江戸時代には高遠藩主の居城であった高遠城も、明治時代の廃藩置県により全ての建物が民間に払い下げられました。
(現存している建物は、高遠城址公園のそばにあるかつての高遠藩校・進徳館のみです。)
その後、旧高遠藩士たちが、城の対岸にあった馬場の桜の木を移植して、高遠城址公園として整備されました。
高遠城の1,500本以上のタカトオコヒガンザクラは、この地固有の桜で、ソメイヨシノより少し小さい、赤みを帯びた花をつけます。この桜は、古くより「天下第一の桜」と称されています。
現在、高遠城址公園は、「桜の日本三大名所」の一つとして数えられ、桜の樹林は県の天然記念物にも指定されています。
●高遠城址さくら祭り2016
毎年、桜が咲く4月には、高遠城址さくら祭りが催されます。
【開園時間】8:00~17:00(見頃の時期は 6:00~22:00)
【有料期間】開花宣言の翌日~散り終わり
【入園料】大人:500円、小・中学生:250円
【ライトアップ時期】4月2日(土)~散り終わり
【ライトアップ時間】日没~22:00
【カラーライトアップおよびプロジェクターによる投影】
[期間]開花前~5分咲き [時間]日没~22:00
高遠桜まつりのイベント
●イベント
本記事執筆時点では、開催日時については未定ですが、以下のイベントが予定されています。
・江戸かっぽれ(桜川光江)
・高遠ばやしの巡行
・さくら茶サービス
●園内観光ガイド
本記事執筆時点では、開催日時については未定ですが、以下が予定されています。
・ワンコイン園内ガイド → 1回500円、30分程度、グループ(10人)
●信州そば発祥の地・伊那
イベントとは直接関係ありませんが。。。
食事をするなら、おすすめは信州そば。伊那は信州そばの発祥の地と言われています。
伊那市観光協会のホームページには、お蕎麦屋さんをはじめとしたお店の情報など、観光情報を提供しています。
↓
伊那市観光協会公式ホームページ
高遠の桜の見ごろ2016
高遠城址公園の桜の見頃は、例年4月上旬~中旬です。
●桜の開花情報
高遠城址公園の桜の開花情報については、以下のさくら祭りのホームページでも提供される予定です。
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高遠さくら祭り2016
ページ右側にある「tenki.jp」や「weathernews」から、現地の天気を見ることもできます。
また、高遠城址さくら祭りの各種詳細を知ることもできます。
日本各地の桜の開花情報については、以下の気象庁および日本気象協会のホームページを参照してください。
↓
気象庁ホームページ「生物季節観測の情報」
temki.jp「桜開花情報」
●ライブカメラ
以下の高遠城址公園のライブカメラで、桜の花の咲き具合をチェックしてから出かけると良いでしょう。
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ライブカメラ1
ライブカメラ2
まとめ
高遠城址公園でしか見ることのできないタカトオコヒガンザクラ。
まつり期間中は夜のライトアップもあるので、見頃に合わせて出かけてみてはいかがでしょうか?
※長野県は上田城跡公園の桜もきれいですよ。こちらの記事もどうぞ。
↓
上田城千本桜まつり2016。真田家ゆかりの地。周辺の温泉は?